エポイ | Japan Leather Guide(ジャパンレザーガイド)

Products: Epoi

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エポイ:上質なレザーアイテムを彩る美しいカラーパレットが魅力

エポイ上質なレザーアイテムを彩る
美しいカラーパレットが魅力

洗練されたミニマルなデザインに映える、心ときめくカラーパレット––––––。
働く女性をはじめ、幅広い世代から支持されているエポイ。そもそも同ブランドを手がけているのは、皮革袋物専門メーカーとして105年もの歴史を誇るアジオカ。メンズのプライベートブランドであるガンゾから派生したレディスブランドの位置付けで2004年に誕生した。ガンゾはジャパンメイドの最高峰とも謳われ、レザーにとことんこだわった職人気質のモノづくりが特徴。もちろんその精神はエポイも受け継ぎつつ、より女性に寄り添うブランドにするべくリブランディング。デビュー時は外観に施されていたロゴを省き、多彩なカラーや上質なレザーが引き立つミニマムなデザインに生まれ変わったのだ。

エポイの魅力を存分に堪能するなら、まずは「シキ」シリーズに注目してほしい。定番として人気を集めているシリーズで、豊富なカラーバリエーションが最大の魅力。なんと財布などの小物にいたっては、毎シーズンカラーをアップデートして約20色もラインナップしている。それぞれの色のネーミングもドラマティックで、日本の伝統に由来する色を採用。例えば、カーキは海藻の海松(みる)から「みるいろ」、ライトピンクは朱鷺(とき)の翼の下面や風切羽がピンクなことから「とき」、パープルは平安時代の歴史物語「栄花物語(えいがものがたり)」にも記された古くからの伝統色から「あおむらさき」と名付けられているのだ。そんな日本ブランドらしいネーミングにも心惹かれる。

また、その季節を感じられる色をチョイスしたカラーも、シーズン毎に限定でラインナップ。好きな色だったり、自分のラッキーカラーだったり、はたまた今まで身につけなかった色にチャレンジしたり。さまざまな視点から、色でも選ぶ楽しみを味わえるのだ。

エポイといえば美しい発色のレザーだが、もちろん細かなディテールも妥協せずつくられている。アクサセリーなどを内ポケットに入れていても傷にならない起毛感のあるスエード調の裏地、小さなロゴが刻まれたオリジナルのファスナーの引き手……。

また、レザーアイテムの良し悪しを決めるひとつのバロメーターにもなるコバ部分は、特にこだわりが光る。鞄業界では「切り目」とも呼ばれ、巧みな職人技を駆使した伝統技法「コバ塗り」で仕上げられている。しかもコバが目立たないようレザーと同色で揃えることが多い中、あえてアクセントになる黒で施しているのもポイント。それは仕上がりに自信を持っているからこそであり、エポイの職人気質のモノづくりが息づいているともいえる。

近年はレザーグッズブランドとして、レザーの魅力を伝える取り組みにも積極的だ。そのひとつが、2021年に発表したレザースリーブ付きのフラワーベース。これは表参道ヒルズにあるフラワーショップ、ディリジェンスパーラーなどを経営するフローリスト越智康貴氏とのコラボレーションによって生まれたもの。前後がバイカラーのデザインになっているので、部屋のテイストや気分に合わせて色を自由に変えることができる。そしてなによりファッションとは違った感覚で、生活の一部としてレザーを取り入れるという取り組みが新しい。
また、表参道の本店や2021年にオープンした梅田店では、アフターケアの相談を承ったり、スタッフによるレザーケアもおこなっている。アフターサービスが万全なら、長く愛用できて人から人へ受け継いでいくこともできる。トレンドに左右されないレザーアイテムを発信しているエポイなら、そんな未来も描けるのだ。

女性ゴコロをくすぐる
美発色が引き立つ端正なフォルム

日本の伝統色をモチーフにした豊富なカラーバリエーションが魅力の「シキ」は、エポイならではのハイスタンダードシリーズ。昔ながらのカメラケースを連想させるボックスショルダーバッグは、ヴィンテージライクなスクエアフォルムが特徴。シンプルかつスマートな見た目とは裏腹に、長財布が入るほどの収納力で必要な荷物をしっかりと収めることができる。
便利な2層式になっているのも特徴で、さらには豊富な内ポケットも相まって抜群の使い心地。こだわりレシピで作られた国産革は型押しが施されているのでキズが目立ちにくく、「うすはな」と名づけられたライトブルーの発色も美しい。季節を問わず差し色として活躍すること間違いなし。9段階に調整できるショルダーストラップは取り外し可能。


Epoi シキ 2WAYボックスショルダーバッグ

素材
牛革
価格(税込)
¥52,800