アナック | Japan Leather Guide(ジャパンレザーガイド)

Products: ANNAK

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アナック:老舗ベルトメーカーが生み出す、伝統と革新を融合したレザーグッズ

アナック老舗ベルトメーカーが生み出す、
伝統と革新を融合したレザーグッズ

日本の卓越した職人技を継承しながら、時代の空気感も取り入れたデザイン。
アナックを手がけているのは、1925年に東京・元浅草で創業した株式会社三竹産業。日本に現存する一番古いベルトメーカーで、そもそもは手先の器用な先先代が刻みタバコを吸うための道具である煙管(きせる)を作るところからスタートした。戦中はガンホルダーやホルスターの製造を軍事工場で教えていた歴史もあり、ベルトの生産を本格的に始めたのは戦後になってから。現在はメンズのベルトに特化したダディに加え、2001年にデビューしたアナックの2つのオリジナルブランドを展開している。ブランド名は「KANNA(かんな)」のスペルを逆に並べた造語で、ユニセックスのバッグや財布などの革小物を中心にラインナップ。そしてダディも含め、ハンドメイドにこだわった職人気質のモノづくりを貫いている。

革のナチュラルな質感を活かしたモノづくりをベースにしているので、アナックはオリジナルレザーの開発にも積極的だ。たとえば、ブランドの代名詞にもなっているウォッシュドレザー。普通に洗ってしまうと革が硬くなってしまうが、独自のオイル配合によって洗っても硬くなることなく、さらにひと手間加えることでより一層柔らかな質感に仕上げている。その柔らかさは見た目からも伝わり、ほかの革とは一線を画す味わいやこなれた雰囲気を醸し出す。機械に頼るのではなく、革も人の手によって時間をかけて作られているのも特筆すべき特徴。それを可能にしているのは、創業97年という長い歴史で培われたタンナーとの密な関係性があるから。ちなみに革は主に栃木レザーから仕入れている。

基本的にアナックはユニセックスブランドではあるが、近年は女性を意識したポップなカラーにも力を入れている。とことんこだわって生まれた絶妙な発色は、幅広い世代から好評を得ているという。さらに季節ごとの限定カラーも出しているのでバリエーションも多く、自分の好きな色やスタイリングに合わせてセレクトできるのも嬉しい。

ボディと同じレザーを使ったくるみボタンだったり、革の補強や質感をよくするために裏打ちの技術が採用されていたり。アナックのアイテムはシンプルなルックスとは裏腹に、そこかしこに職人技が散りばめられている。なかでも目を引くのは、一枚革にも関わらず裏面もツルツルとした質感に仕上げているところ。一般的に革は表裏の質感が異なり、裏面はザラザラと毛羽立っている。それが革本来の姿ではあるものの、毛羽が荷物に付着してしまうため、入れるものが限られてしまうという欠点もある。裏地を貼るのが手っ取り早いが、そうすると生地から劣化してしまうので長く愛用できない。その点、裏面も表面同様にツルツルとした質感に仕上げていると、荷物に毛羽が付着することもなく、革の表情を存分に楽しむことができるのだ。

どちらかというと、女性はデザインや色といった見た目を重視する傾向があるので、アナックならではのこだわりのディテールは購入の決め手にはならないかもしれないない。だが、採用されている職人技の数々は使い心地にもつながってくるため、実際に使っているとその素晴らしさを実感できる。それこそがアナックの真の魅力であり、支持されている理由でもあるのだ。

コンパクトなサイズ感とは裏腹に
使い心地も抜群

ミニ財布とスマホを持ち歩くのに最適なサイズ感のサコッシュ。タテ型のフォルムとクリーンな発色と相まってスマートな印象を与えてくれる。メイン収納部はふくらみを持たせているため意外と荷物が入り、しかも仕切り付きなのですっきり収納可能。国内なめしのレザーの裏面を顔料で塗りつぶし、表面のようなツルツルとした風合いに仕上げているのもアナックならでは。
交通系ICカードなどを入れるのに重宝する背面のカードポケット、ヌメ色の革ひもの結び目で長さ調整ができるなど、使い勝手を向上させる便利な機能も搭載されている。リップなどの使用頻度の高い小物を入れて、ポーチ代わりに使用するのもおすすめ。

ANNAK ダブルフェイスカラーレザーサコッシュ

素材
牛革
価格(税込)
¥12,100